「AKIRA」とバイク
初めまして、ライターのリュウジです。
皆様は「AKIRA」という漫画をご存知でしょうか?
最近では、2020年の東京オリンピックを予言していたと話題になりました。
AKIRAは1982年に連載がスタートした漫画で、2019年の近未来が舞台だったのですが、なんと現実がAKIRAの時代に追いついてしまったのです!
AKIRAの魅力の一つに、近未来の世界観ならではの特徴的なバイクがあります。
近未来的なデザインや、アニメ映画版での印象的な扱いなどで、アニメファンのみならず、バイク好きの方々からも注目を集めました。
連載当時に「近未来のバイク」として考えられたバイクが現実の2019年現在のバイクに、どれくらい性能の差があるか気になりませんか・・・?
そこで今回は、AKIRAに登場するバイクと現在の最新バイクの性能を比較してみました!
「AKIRA」とは?
「AKIRA」とは、1982年から1990年にかけて「週刊ヤングマガジン」に連載された、大友克洋作の漫画作品です。
戦争により荒廃した近未来の日本を舞台に、超能力を巡った争いを描いた作品で、1988年にはアニメ映画が公開され、2021年には実写版が公開予定となっています。
スペック
「AKIRA」金田のバイク
主人公の金田が劇中で搭乗しているバイクです。
車輪内に組み込んだモーターをガソリンエンジンによる発電で動かす、独特な駆動となっています。
全長:2947mm
全高:1171mm(シールド含む)
全幅:831mm
シート高:340mm
最低地上高:76mm
ホイールベース:2194mm
タイヤサイズ:前18インチ、後19インチ
最高速度:243km/h
乾燥重量:154kg
発電形式:常温超伝導発電機
最高発電量:83.0kW
エンジン回転数:12500rpm
最大電圧:12000V
その他:ABS、対障害物用レーダー、オートナビシステム
引用:Wikipedia/AKIRA(漫画)
引用:シネマトゥデイ/大友克洋の原画展、「AKIRA」の全原画2300枚が一般公開
Wikipediaによると、上記に加え「両輪駆動」「200馬力」「バックも可能」とのこと。
バイク好きの社員にスペックだけをを見てもらったところ「車高低すぎ!」「とんでもない速度なのに軽いから、スピード出したら吹っ飛びそう!」「ホイールベース長すぎ!」「タイヤ大きすぎ!」とのことでした。
1980年代のハイスペックバイク「Kawasaki GPZ900R」
通称「ニンジャ」と呼ばれる、今でもシリーズが続いている人気の高いバイクです。
排気量900cc、最高速度250km/h、115馬力と、当時としては一流の性能を誇っていました。
全長:2200mm
全高:1215mm
全幅:750mm
シート高:780mm
最低地上高:140mm
ホイールベース:1495mm
タイヤサイズ:前16インチ、後18インチ
最高速度:250km/h
乾燥重量:228kg
エンジン回転数:9500rpm
引用:BikeBros./カワサキ(KAWASAKI) ニンジャ900
引用:BikeBros./GPz900R(A1) /新世界標準車となるニンジャ誕生
2019年現在最速バイク「Kawasaki H2R」
「ニンジャ」シリーズ最速を誇る、レース仕様のバイクです。
公道走行はNGですが、その分性能がかなり高くなっています。
公証の最高速度は330km/hですが、特注タイヤに特注スーツの公道直線テストでは、なんと400km/hを記録したとか・・・
そして驚きの310馬力!まさに「モンスターマシン」ですね。
全長:2070mm
全高:1160mm
全幅:850mm
シート高:830mm
最低地上高:130mm
ホイールベース:1450mm
タイヤサイズ:前17インチ、後17インチ
最高速度:330km/h
乾燥重量:216kg
エンジン回転数:14000rpm
引用:Kawasakiモーターサイクル/Ninja H2R
結論!
まずGPZ900Rですが、こちらは最高速度は金田のバイクを超えていますね。
なんだ、案外あり得るスペックなのね!と思ってしまいそうです。
しかし、馬力では115馬力(GPZ900R)と200馬力(AKIRA)で大違い。。。
金田のバイクは圧倒的な加速力だと想像できるのではないでしょうか。
ゼロヨン対決をしたら、金田のバイクの圧勝でしょうね。
次にH2Rですが、こちらは金田のバイクを圧倒的に上回っています!
最高時速330km/h、310馬力なんて、こちらの方が漫画に出てきそうなスペックですね。。。
その見た目と相まって、仮面ライダーが乗っていても違和感がなさそうです。
年代だけではなく、バイクのスペックでも現実がAKIRAに追いついてしまいましたね。
最後に
いかがでしたでしょうか?
AKIRAの世界と同じ2019年現在、日本で戦争や東京の荒廃は起きておらず、ネオ東京もありませんが、バイクだけを見るとAKIRAの世界を軽々追い越してしまいました。
レーザー砲や自警ロボットなどはまだAKIRAの世界の方が進んでいますが、もしかしたら近い将来実現するかもしれませんね。
以上、AKIRAとバイクの話題でした!