こんにちは、シズニのりこです。

最近CMでよく目にする、トヨタのサブスクリプションサービス「KINTO」について気になったので、
今回は車を購入しないで車に乗れるサービス、「サブスクリプション」について書いていきます。

サブスクリプションとは


サブスクリプションとは、利用者が物を買い取るのではなく、物の利用権を借りて
利用した期間に応じて料金を支払う方式のことで、自動車のサブスクリプションサービスに関しては、トヨタ「KINTO」があります。

利用方法としては、月々定額で新車を3年間乗ることができ、頭金がなく、任意保険、自動車税、諸手続き費用も全て含まれている、というものです。

「KINTO」というネーミングは「筋斗雲(きんとうん)のようにいつでも自由に乗れるようなサービス」という意味を込めているそう。

自動車を実際に購入して利用していると、メンテナンスや維持にかかる様々な負担があると思います。
最近では、そういった維持にかかる労力や金銭の負担から若い人の自動車離れも進むと聞きますが、
サブスクリプションサービスだとそういった面においてはカバーされている為、
気軽に車に乗れると思う人も多くなるかもしれません。

日本と諸外国との浸透度の違い


こうした保険や維持費を含めた自動車のサブスクリプションサービスでは海外が先行しています。

アメリカの自動車ブランド、キャデラックはどの車種にでも乗り替えできる
サブスクリプションサービス「book by Cadillac」を展開しています。

走行距離は無制限で1年間に18台まで車両を交換できる。その為冬になって雪に強いSUV車の車種に乗り換えるというような使い分けも可能となります。

その他フォード、ポルシェ、Volvoといった大手メーカーも独自のサービスを打ち出して、
サブスクリプションサービスに参入しています。
また、国産メーカーでは日産が、インドでサービスを提供しているそうです。
こうした大手メーカーの他にもスタートアップ企業が様々なメーカーの車を提供するなど
日本よりサービスは進んでいるようです。

ではクルマのサブスクリプションは今後主流になっていくのか?

維持費や保険を自分で管理する心配がなく便利に車を使用できるサブスクリプションサービスですが、
メーカーごとに異なる制約があったり、高級車ともなるとやはり月額でも高額であったりと
利用するには各メーカーやサービス提供会社を比較して検討するなどの工夫も必要となります。

また、自動車出荷台数が年々減少している自動車メーカーにとっては、このサービスを利用した人が
将来的に購入してくれるような流れを期待して打ち出しているわけですが、
その可能性はサービスが始まったばかりの為未知数といえそうです。

とはいえクルマを購入したいけれど、色々メンテナンスやら保険やら面倒と思っている方にとっては、
実際利用してみて自分に合っているか試してみるのも手かもしれません。
果たして、日本で音楽や洋服などのサービスに続き、「自動車のサブスクリプション」は定着するのでしょうか。筆者も今後の発展を注視していきたいと思います。